■東洋医学には、「梅核気(ばいかくき)」と呼ばれる症状があります。

これは喉が詰まるとか、しめつけられる、何かが閊えているような、何か喉から胸にかけてスッキリしない不快感を言うようです。

原因は、心理的なストレスが原因で気の巡りが滞ること(「気滞」きたい)とされています。

女性には珍しくない症状で、こういう不快感を訴える方は少なくないと思います。

■治療としては、鍼や手技などで気の滞りを解消する方法を施したり、お医者さんでしたら漢方薬を処方される方もいるようです。

もちろん、こういう手法が長年、行われ、相応の効果をあげてきたのでしょうが、よく勉強している方でしたら、これとは異なる栄養学的な手法を検討されるのではないかと思われます。

というか、栄養学的なアプローチの方が、個人的には正鵠を射ているように思われます。

■ただし、注意しなければいけないのは、たとえ正鵠を射ているとしても、世の中の常識と異なることは、全面に出さない方が無難だということです。

たとえば、当方に梅核気で治療に来られた場合、いきなり「この症状は◎の欠乏によるものです」と、どんなに確信を持っていたとしても、相手に言っては失敗します。

相手が知らないこと、世間で常識的に認知されているのと違うことを、いきなり言ってしまうと、反発される(防衛行動)と思います。

鍼や手技で治療を行って、それなりに成果を上げてから、おもむろに「こういう説もあるんですけど・・・」とか言って栄養学の話をしていかないと、相手に受け入れられない可能性が高い。

■占いでもそうですが、いきなり本質をついてしまうとロクなことがありません。

急いては事を仕損じる」と申しますが、当方は、これで人生、何度も失敗してきました。

「梅核気」などいって、従来的な治療をするのは結構なことではありますが、やはり今の時代でしたら、病院に行って血液検査を受け、それを大いに参考に(=指標に)しながら治療をする方が、はるかに有益で効果的だと思われます。

代替療法においては、医学的なデータを指標にしながら治療を行わないと、前も書きましたが、一時的に機能を高めて患者さんに良くなったように感じさせながら、根本問題にはアプローチできておらず、結果的に症状自体は進行してしまうという恐れがあります。

代替医療の分野においても、うまく病院とお付き合いするというのが大事だと、最近は心から思うようになりました。