11May

■昨年の秋には、右膝を壊しまして、ほぼ治るのに1ヶ月半、かかりました。
怪我というか、自損事故なのですが、右膝がおそろしく腫れ上がり、
足の甲まで内出血し、靴を履くにも難儀していました。
それでもまあ、仕事は普通に行い(正座ができないので、1ヶ月半は整体を封印していました)、
来ている方の誰もが、膝を怪我していることに気づいておりませんでした(笑)。
後ほど笑い話として、実はあの時・・・と言ったら、皆さん、えっ!と驚いておりました。
■今回は、ほんの一瞬のアクシデントで、左小指の伸筋あるいは伸筋腱を
断裂してしまったようで(膝の時もそうでしたが、病院には行かないので
正確な病状は不明です)、気づいた時には、第一関節から先がブランとなってしまい、
右手で持ち上げないと、垂れ下がったままでした。
さすがにこれはヤバイと冷や汗が出ましたが、
まさに人様にいつも言っているように治るまでは治らないと、
腹をくくって輸気で乗り切ろうと思ったのです。(※良い子は決してマネしないでください!)
それにしても、↑こういうことを人様に言っていると、ちゃ~んと
それを自らの身をもって証明せねばならない出来事が起きるものですね(笑)。
■輸気と申しましても、要は手を当てるだけの話です。
例えて言うと、アキレス腱が切れて足首がブランとなったのを、
手を当てただけで治そうというのと同様の魂胆です。
もちろん、そういう患者さんがうちに来ましたら、
躊躇することなく、病院に行くように私は勧めます。
しかしまあ、それはそれ、これはこれ、魚心あれば水心(?)と申しまして、
私自身は、何があっても病院には行かないことになっているのです。
■そんなこんなで、ここ2ヶ月ほどを過ごしてきたのですが、
まあ世の中、何とかなるようで、変形して再起不能と思われた指も、
完治とはいきませんが、まずまず、モノが軽く握れる程度にはなって参りました。
もちろん、この2ヶ月も、普通に仕事をしておりました。
ただ、指先がブランとしていてはカッコ悪いですから、
昼間はテーピングをしておきました。
■そういうことで、今回も本当に勉強になりました。
冬の間、何ぼ花を咲かせようと、種に肥料を蒔こうが、せっせと水やりを欠かすまいが、
時が至り春になるまでは、何をやっても芽は出てきません。
病も同じなようで、何をしようと治る時が来るまでは、如何ともしがたい。
病を治すのは時間、そして自然治癒力しかないと、改めて骨身に沁みました。
■同時に、人間の身体というのは、本当によく出来ているとも痛感させられました。
器械は壊れると、何ぼ待とうが決して自力で直ることはありません。
しかし、人間の身体は、放っておいても、いつかは治りますよ、きっと。
なかなか思うようにいかない場合もありますが、少しずつ
治ろうとしてくれるようです、我々の身体は。
実にありがたいことだと、感謝の毎日です。
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