18Jul

■長きにわたってパズルを組み立ててきたのですが、実はパズル自体の完成形や
どういう図柄にしたいというイメージさえも持っていなかったのです。
どうしたいということもなく、ともかく手元にあるピースでもって
空間を埋めていっていたという感じです。
すると勿論、最初は空白の部分が多いのですが、いろんなピースを置いているうちに
何かしらの図柄にはなってくる訳です。
ところが自分の場合、その図柄が気に食わないと、作りかけのパズルをひっくり返して
また最初からやり直す・・・ということを、何度も繰り返していたような気がします。
■ここでパズルと言っているのは、私の場合、治療法の体系です。
どういう治療システムを作るか、完成形のイメージもないまま、取り組んできました。
ところがです、メチャクチャにパズルのピース(個々の治療法)を並べていたら、
突如、ある図柄(治療システム)が出現してきまして、それが恐らく、自分好みのものかもしれない
という予感めいたものを感じるに至ったというのが、最近の私の近況であります。
■以前、ある世界的な学者先生から、以下の様なお話を伺う機会がありました。
雲に覆われて頂上など全く見えないながらも、自分としては頂上を目指してその山を登っていたのですが、
ある時、自分とは別ルートから頂上を目指して登ってきた別の登山者(この場合、他の世界的研究者)と
バッタリ出会ったというのです。
これにより、お互い孤独な登山家(=研究者)だったのが、自分が確実に頂上を目指して登っていることを
お互いが自覚するに至り、そして山の頂上が急に視野に入ってきた・・・という、
非常に含蓄のあるお話でした。
本当に凄い方は、やはり仰ることが違うな~と、非常に感銘を受けたことが思い出されました。
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