14Sep
■いつの間にか、治療的なことには興味が薄れてきて、最近はもっぱらセルフケアに関心が移行してしまいました。
セルフケアに関しては、高校時代から37年ほど試行錯誤してきましたが、結論としては、どんなに秀逸な方法だとしても、時間やお金がかかったり、人手を要したりといった条件が設定されているものは続かないということです。
続かないと、どんなに良いメソッドでも意味がありません。
■施術の一環としてセルフケアを通常、お知らせするようにしていますが、どんなにハードルを低くしても、たかだか足湯程度のことさえ、やらない方のほうが多いというのが個人的な実感です。
「◎☓なことがありまして・・・」と言われた際、「足湯やってみた?」「遠赤美人で温めてみた?」と聞いても、「あっ!忘れてた」と言われる場合が多々ありました。
足湯と遠赤美人、そして簡単なツボ療法で、そこそこのことには対応できると思いますし、私自身は37年間、ほぼこれらの方法で対応してきたのですが、なじみがない方には、こんなことで良くなると思えないんだろうな・・・と、現在は考えている次第です。
■さて、セルフケアですが、私も年を取ってきましたので、できるだけ毎日、行わないといけないことを自覚しつつあります。
モノを食べたら後で歯を磨きますよね。でないと気持ち悪いじゃないですか。
同じように、身体を使ったら、その日にケアするのが当たり前というか、しないと気持ちが良くないような気になってきました。
また、年をとると、一晩寝ると何とかなるという訳にはいかなくなるという事情もあります。
■現在、セルフケアとして毎日行っているのは瞑想法です。
瞑想といっても、ここ数年、世界的にブームになっているメソッドではなく、25年前に習った方法です。
やってはサボりを25年間、繰り返してきましたが、最近は毎日やらないと気持ち悪くなってきました。
先日、時間がなくて出来ない日があったのですが、何というか一日中、歯を磨いていないような、風呂に入っていないような、何かマインドがスッキリしない経験をしたことで、自分にとってセルフケアとして瞑想法がいかに大事かを痛感いたしました。
■もう1つ、これ以上簡単なことは無いであろう方法として、遠赤美人アイピローで目を温めるということを折を見て行っておりましたが、これも先日、バタバタしていて1週間以上、一度もやらないでしまったところ、私の場合は胃に症状が出てきてしまいました。
胃が張るというか、何となく胃が固く感じるわけです。
これは目の疲労によりもたらされた交感神経の緊張が、私の身体特性として胃に現れたということなんだと思います。
こういうのは胃薬を飲んでも仕方ないような気がしますから、定石通り、アイピローで目を温めてみたわけです。
■ただ、目の疲労もかなりにレベルに達してしまうと、10分程度(回)温めたところで、そう簡単には疲れが抜けてくれません。
ですので、時間をおいて何度か繰り返したところ、やっとアクビが何十回も出るようになり、これでようやく胃の張りが緩んでくれたのでした。
くわえて、水を飲む量が少なかったのが眼精疲労の一因となっているような気がしたので、多めに水を飲み、一段落となったのでした。
■ということで、現在、短い時間で何をやれば、そこそこセルフケアとして良さそうか考えつつ、自分よりはるかに高齢の両親に試してもらいつつ、検証を重ねています。
このセルフケアの中には、三石流の栄養学も含まれており、そこがまた面白いところです。
とりあえず、現在86才で、そこそこ元気な父を、どれだけもたせられるかが勝負どころかと考えています。
自分の親さえも良くできないようでは、大したものではありませんから。
逆に言えば、86才の老人でも実践できて、そこそこ健康状態を維持できるというようでしたら、まあそこそこの方法であると言えるかもしれません。
さて、どうなることか、数年後には結果が出ると思います。
【追記】
1.遠赤美人アイピローは、仕事の合間に使うのも宜しいですが、できたら寝る前に使い、その日の眼精疲労を軽減させてから眠られると良いような気がします。
寝る前までスマホをやって、目が疲れたままですと深く眠れないと思うからです。
但し、目に乗せたまま眠ってしまわないよう、気をつけてください(寝返りを打ちますから、朝まで眼に乗ったままということは考えられませんが、念のため)。
2.先月、父のために設計した、椅子に座ったままできる矯正体操のお陰であるかは不明ですが、片足をひきずったように歩くという状況は、かなり解消されたと母から報告がありました。
但し、母にはそれを母が父に指摘せず、黙っているように申し付けました。
本人が、いかに歩きやすくなったか気づくまで、黙っている方が良いのです。周りがぐちゃぐちゃ言うと、ロクナ事がありません。
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