19Sep
■20数年前、「正食と人体」を読んで感銘を受け、思いっきり塩っぱい卵かけご飯とみそ汁を食べる実験をしてみたのですが、明らかに言えるのは、塩気が溢れんばかりになると家でジックリ勉強する気になどならず、と言うか家なんかでジッとしておられず、外に出てでかい声でも出したくなるというのは嘘ではないと思いました。
逆に言いますと、気分がふさいだ場合、スイーツだ何だというものではなく、塩っぱい卵かけご飯とか塩が白く浮いているような塩鮭に八丁味噌や仙台味噌のみそ汁でも食べたほうが良いのではないかという気がします。
■私は何でも東洋の陰陽論と五行論でぶった切るというのは好きな考え方ではなく、基本的にはオーソモレキュラー、すなわち分子整合栄養学のほうの側の人間ですが、しかし陰陽論、つまりナトリウムとカリウムに基づく見方を否定するものではなく、これはこれで有りだと考えています。
たまたま20数年ぶりに「正食と人体」を再入手し読んでみて、改めて塩の重要性について考え直した次第であります。
例えば今年のような猛暑において、食欲が無いから朝は惣菜パンにミルク、ヨーグルト、デザートに果物、そして〆のコーヒーを飲んで会社に向かうとしましょう。
昼はコンビニでサンドイッチと野菜サラダ、そしてコーヒー。夜は、ビールを飲みながらきゅうりに冷やしとまとに冷奴、〆にお茶漬けなどといった食事内容だとすると、一日でわずかしか塩が摂れていない訳です。
ここま極端でなくとも、これ↑に類する食事をしていますと、世間的には減塩食として称賛されるかもしれませんが、これではたして気力をもって物事に取り組めるものかどうか、いささか疑問に思われます。
(現在はどうか知りませんが)かつて警察では、凶悪犯には塩気の少ないものを食べさせるようにしたという話を、何かの本で読んだ記憶があります。
塩を抜くと、段々と穏やかな性格になるようです。
取り調べというと「カツ丼」が連想されますが、これにも訳があると以前、本で読んだことがあります。 -続く-
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