21Feb
■健康に関して、わりと「何がベストか?」「コレだけやってれば大丈夫ですよね?」という問いをぶつけられることがあります。
以前は、小職はある療法の信奉者でしたから、その理論がベストであると信じて答えておりましたが、現在は強く信じているというものがありませんので、そこそこ無難な回答をするようにしています。
「60点取れれば御の字」という考えです。
否、人間は本当に多種多様ですから、「ベスト」や「コレだけ」というような簡単なものは無いとは、強く信じています。
■しかしながら、人間である限り、どなたにも普遍的に当てはまることも絶対にあるとも思っています。
「自分は特別だから、自律神経の支配は受けていません」とか「私の体でだけ、ビタミンCを自前で生成しているんです」とかいうことは、絶対とは言いませんが、基本的には無いはずです。
先に、小職は何ものをも信じないとは書きましたが、こういったおそらく「事実」であろうことは、強力に信じております。
要は、誰か特定の個人が創始したメソッドを盲目的に信奉しないというだけの話です。
■さて、最近、急に暖かくなり、季節の変わり目に入ってきますと、花粉症が懸念される方も少なくないと思われます。
これに関して、東洋医学的には肝の問題、医学的には自律神経の問題などが考えられますが、もう1つ、栄養的なことも考えてみる価値があると思われます。
アレルギー症状と血中ヒスタミン濃度は、何かしら関連があるようです。
花粉症やアトピーなどは、ヒスタミンの関与が疑われるということです。
この血中ヒスタミン濃度を低減させる可能性のある栄養素として考えられるのがビタミンCです。
正確には血中ビタミンC濃度を測定して判断するべきだとは思いますが、アレルギー症状のある方はビタミンCが足りなくなっている可能性が考えられます。
そういうと、「現代の食生活において、ビタミンCが足りないなどということはありえないだろう!」とおっしゃる方もおられますが、確かに壊血病になるほどの欠乏ではないでしょうが、アレルギー症状を抑制するほどには満ち足りてはいないかもしれないのです。
■ちなみに、他の動物は体内でビタミンCを生成することができるのですが、人間はその能力を失ってしまっています。
そして、ビタミンCはストレスで低減しますから、ノーストレスの方はともかく、現代生活においてかなり欠乏をきたす恐れのある栄養素ではないかと考えられます。
人類一般に普遍、妥当する健康法は無いと考える小職ではありますが、ビタミンCの摂取に関しては、多くの方にとって、少なくともマイナスにはならないのではないかと考える次第です。
ちなみに小職は、人体実験もかねて、日本の推奨量の数百倍のビタミンCを、季節に応じて増減しながら摂取しております。
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