15Oct
■9月の後半にパソコンが壊れまして、2週間ほどNoパソコンライフを送っておりました。
最初にパソコンを購入したのは確か1999年だったと記憶しています。
「2000年問題」がどうなるのだろうと思っていた記憶がありますから・・・。
つまり、1999年から18年間、ほぼ毎日、パソコンを触り、パソコンを使って仕事もしてきた訳です。
それが急に壊れたのですから、当初は途方に暮れました。
■というのも、当方はテレビは無いし、スマホもないのです(固定電話も解約してあります。ガラケーは持ってますが・・・)。
通信と情報を得る主たる手段がパソコンですので、これがないと非常に困ります。
ですから、すぐに新しいのを買おうとも考えたのですが、1つ問題がありました。
本当に大事と思われるもの以外は、データのバックアップを完全には取っていなかったのです。
なので、もしかしたら他にも残すべき大事なデータがあるかもしれませんから、動かなくなったからといって、簡単に捨てるわけにはいきません。
・・・ということで、散々迷ったあげく、これは修理に出す以外の選択肢は無いという結論に至るまで、相応の時間がかかりました(←往生際が悪い)。
何故に迷ったかというと、直すのも相当な費用がかかる訳で、だったら新しいパソコンを買いたいというのが本音ですが、データのことがあるのでそれも出来ないという、八方塞がり的な状況に陥入してしまったからです。
■何はともあれ、日々、メールのチェックをしない訳にはいきませんから、生まれて初めて「ネットカフェ」なるものに行ってみたのです。
ブラーっと出かけたのですが、何と会員制で「身分証明書」が無いと登録ができないと仰るではないですか!
当方は普段、身分証や大事なものは持ち歩かないようにしているので、仕方なく家に免許証を取りに戻るはめになりました。
・・・で、初めてのネットカフェですが、当方は漫画を読む訳でなし、飲み放題のコーヒーを飲む訳でもないので、基本料金の180円だけ払って、30分でメールチェックなどする訳です。
2週間ほど、日に一度ないし二度、ネットカフェに赴き、180円を払って30分だけパソコンを使うということを繰り返しておりました。
■これによって、非常に大きな気付きが得られました。
この30分という時間は、本当にあっという間なんです。
逆に言うと、如何に普段、長い時間、パソコンを見ているかがよ~く判りました。
ちょっとメールチェックといって電源を入れても、何だかんだで色々と情報を猟色してしまうものです。
さらなる気づきは、1回30分を日に1、2回使う程度で何ら不便はないということが判ったことです。
■結局、渋々ながら、パソコンはメーカーにセンドバックし、修理を経て昨日、戻ってきました。
修理費用35860円、きちんとバックアップを取っていさえすれば、この金額は最新のパソコンを購入する費用に回せたのですから、またまた怠慢のために無駄な出費をしてしまったと大いに反省させられました。
やるべきことをやっておかないと、大きなツケを払う事になるという、当たり前にして52年の人生において何度も苦渋を味わってきた事実を、改めて骨身に沁みさせるための勉強をした・・・という言い方もありますが、要は単なるおバカだということを再度、痛感させられた次第です。
■愚かな代償も支払いましたが、一方で得ることもありました。
ひとつは、上記のように、当方の場合、パソコンなんて1回につき30分、それを日に1、2回で不自由ないということが体験できたことです。
世の中の多くの方は、電車の中でも飯食いながらでも歩きながらでさえ、スマホをいじくっておられますが、当方のようなSNSともLINEとも縁のない、そもそもやり取りする相手が居ない御仁は、パソコンも最低限の使用で充分だということが、身を以て分かりました。
■また、パソコンがないお陰で、必然的に本を読み、勉強する時間が増大しました。
パソコンの画面を見ていても、情報は流れていくだけで、ほとんど頭には残りません。
ところが、本を読み、それをノートに手で書いてまとめる作業をしますと、明らかに情報の歩留まりが良くなります。
お陰で、長年の懸案事項であった事案に手掛かりが得られ、健康の維持・向上に関する有効な戦略が策定できました。
これは栄養に関する戦略なのですが、大学生の時から30年もかけて、雑多な方法論を試してきましたが、この2週間でほぼ根本的な方針が見えてきました。
現在、自分は当たり前ですが、両親にも追試してもらい、その有効性を確認している最中です。
■ということで、負け惜しみのようでもありますが、パソコンが壊れてくれて良かったのかもしれません。
今夜は、データの完全バックアップ作業のため、かなりの時間、パソコンに向かいましたが、ミニマリストを志向する当方としては、モノを処分するだけではなく、パソコンに向かう時間自体を大幅に切り捨てていこうと考えております。
パソコンに限らず、生活の中には不可欠と信じ込んでおりながら、実際にはそれが無くても問題ない(=Noプロブレム)な物事が沢山あるはずです。
そういったものを切り捨て、どんどんシンプルに、最低限のものだけで生きていこうと考えている、今日この頃でございます。
【追記】
パソコンが使えなくて最も不便だったのは、恒例の気圧と湿度のチェックができなかったことです。
実際、ある症状で連絡が来たのですが、これらを把握できていなかったものですから、的確な答えが即座に返せませんでした。
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